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2006年05月17日

ウェブページに内科的対策を実施する

HTMLの内部要因とSEO

SBasho2.jpg 水曜日担当 アウトドア系中小企業診断士 佐藤です。検索エンジンで上位表示を獲得するためには、適切なキーワードの選定、外部リンク、DMOZやYahoo!ビジネスエクスプレスへの登録などなど、さまざまな対策を施す必要があります。それらをサイトの外的要因=外科的な対策だとすれば、文法に則ったHTMLを書いたり、画像のALT属性をキチンと指定したり、テキストでのリンクを行うなど内科的ともいえる対策も重要となります。どちらかというと外科対策がサイト公開後の対策だとすれば、内科対策はサイト作成時の対策となります。今回はずくだすメンバーのサイトのHTMLを対象にHTMLの文法的、お作法的な問題=内科的見地からの対策を行いました。

写真は北海道や尾瀬ではなく、地元信州の水芭蕉です。いつか紹介した栂池自然園はじめ、信州にも水芭蕉の群落があります。

はじめにHTMLの文法チェックから

正しい(=W3Cの勧告に準拠した)HTMLで書かれたページが検索エンジン対策として有効かどうか?についてはさまざまな議論がありますが、いろいろな環境でキチンと表示されるページを作るという意味からもW3Cに準拠したHTMLを書くことは重要なことです。それがSEO的にも効果があれば、一石二鳥というわけです。

まずはHTMLを文法的にチェックしてみます。こういうとき便利なのが文法チェックサービスです。今回はAnother-Lintさんのサイトで、元になるページのURLかHTMLソースファイルを指定してチェックしました。

結果は・・・・-36点でした。マイナスだからとビックリする必要はありません。よくあることです。減点の要因は、1.テーブルの入れ子に誤りがあった 2.テーブルのsummary属性が指定されていなかった 3.テーブルにbackgroundで背景画像が指定されていた 4.画像にalt属性が指定されていなかった 等々でした。summary属性など指定しているページの方が少ないくらいですから、点が低かったからといって悲観する必要はありません。厄介なのは1番のテーブルの入れ子問題です。

テーブルの入れ子構造を確認する

レイアウトのために使っているテーブルの場合、枠線を表示しないことが多いため、テーブルの入れ子に誤りがあっても気がつきません。HTMLに手を入れていくうちに、tr や /tr、td、/tdが混乱するのはよくあることです。

枠線を表示してやればテーブルの入れ子関係が分かりやすくなります。ただし、ブラウザは入れ子に間違いがあっても強引に表示してしまうので、ブラウザ画面だけではなく、HTMLソースと比較しながらチェックすることになります。たいていは、tdがダブっていたり、tdの前にtrが書かれていたり という単純なミスです。今回も入れ子を修正しただけでプラスの36点まで回復しました。

テーブルのsummaryを書いてソースのドキュメント性を高める

summary属性も減点の対象となります。別に実害はないから、書かずに済ますこともできますが、各テーブルの構造をsummaryとして書くことでHTMLソースの見通しを良くすることにしました。table summary="全体を囲むテーブル" とか table summary="左商品群説明テーブル1"とか、table summary="右メニュー用テーブル"と書いておくだけで、HTMLを変更するときに参考になると思ったからです。さらに table summary="左店舗用黒板紹介テーブル"などと、商品名を入れておくとSEO的にも有利になるかもしれません。

summary属性を入れたら45点になりました。

画像にalt属性を入れるとSEOで有利になる

alt属性は画像の上にカーソルを持っていったりときに表示されたり、画像が表示できないときに画像に変わって表示される説明文です。目の不自由な方にとっては、画像に代わって読み上げられる重要な情報となります。「画像1」や「タイトル画像」というような分ではなく、画像の内容が分かるような説明を書く必要があります。画像を説明するということは、画像が表現している商品や店舗に関する情報が書ける!ということです。検索エンジンはalt属性を読んでいるという説もあり、きちんとしたalt属性を書くということはSEO的にも有利となります。img src=....... alt="ディスプレイ用イーゼルで演出された素敵な店舗の画像" などと書けば、イーゼル・店舗・素敵・演出などというキーワードを散りばめることができますし。

リンクはキーワードを含んだテキストで

リンクも大事です。画像でリンクするのはSEOとしては勿体ない話ですが、テキストならなんでもOKとはいきません。 「詳細はこちら」 でリンクするのではなく、リンク際の内容が分かるようなテキストを書きます。「店舗を素敵に演出するイーゼルの詳しい情報はこちら」などと書けば、飛び先に何があるか明示できるだけでなく、リンクを重視している検索エンジンに対し 店舗。演出・イーゼルなどのキーワードを読ませることができます。画像とリンクでキーワードの二重奏です。

最後にスタイルシートを整理して満点となりました

HTML内からデザインに関する要素を追い出してスタイルシートとして定義することはW3Cの勧告に準拠している対応ですが、SEO的にも検索エンジンが重要視しているHTML上部にキーワードを含んだテキストを配置できるというメリットがあります。

今回は、background や width、height などの定義をスタイルシートに移行しました。これでデザインとコンテンツが分離されたすっきりしたページになりました。文法的にも100点満点となりました。

このようにスタイルシートは便利なのですが、その場の思いつきでスタイルを定義していくと収集がつかなくなります。id で定義するのか、class で定義するのか? 名前をどうつけるのか? 定義する順番は? ・・・・。いったんページが出来上がったら、HTMLだけでなくスタイルシートも見直して、整理しておくことが重要です。名前の不統一や使っていない定義があるかもしれません。それらを整理しておくと、次に変更するときに頭を悩ませずに済みます。明日の自分は他人になります。いつまでも記憶が残っていると思ったら大間違いです。

 

スタイルシートの例

ご参考までに、今回作成したスタイルシートを抜粋して表示しておきます。

/***********************************************/
/* イーショップ クレモナ用スタイルシート      */
/* cremona.css                                 */
/***********************************************/
/***********************************************/
/* HTMLタグへのスタイル                        */
/***********************************************/
/*
body{
	color: #333333;
	margin: 0px;
	padding: 0px;
	width: 740px;
	background-color: #FFFFFF;
}
a:link, a:visited {
	color: #330000;
	text-decoration: underline;
}
*/
/* コンテンツ見出しのリンクには下線を表示しない */
/*
h3 a:hover {
	text-decoration: none;
}
*/
/***********************************************/
/* 画面の構成要素へのスタイル                  */
/***********************************************/
/* 全体テーブル 横幅 */
/*
.all {
	width:740px;
}
*/
/* タイトル 背景画像・文字位置 */
/*
.title {
	height:60px;
 	background-image:url(image/head02.jpg);
	background-repeat:no-repeat;
	background-position:top left;
	vertical-align:middle;
}
*/
/*********    end of cremona.css      **********/

正しいHTMLの効果

W3Cの勧告や文法的な正当性の話については、さまざまな意見や立場があるようです。「別に文法的に間違っていても表示されているから問題ない!」 「文法的に間違いがあるサイトでも検索エンジンの上位にランクされているから関係ない!」

確かにそうかも知れません。でもHTMLの文法を考慮したHTMLを書けば、どんな環境でも製作者が意図した通りに閲覧してもらえたり、目の不自由な人の負荷を軽減したり、検索エンジン対策としても有利となります。さらに、変更作業が楽になります。

そんなに大変な作業ではありませんし、何が何でも間違いは許さない! 絶対に満点を取らないとダメだ! というわけではありません。はじめにチョットした気配りをすればOKです。

投稿者 itleader1 : 2006年05月17日 00:00

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コメント

やどつま(^ ^)です。

いろいろなテクニックがあるんですね!勉強になります。
イントラネットで、ブラウザ限定のシステムを見てると、
正しくない記述が多くて、そういった意識の低さを感じます。
また、セキュリティ面でもしかり。

意識を常にもつように心がけます!

#チェックツールって100点満点なんですね。
減点方式なので、0点が最高点だと勝手に思ってました(^ ^;)

投稿者 やどつま : 2006年05月19日 12:19

百点満点ですが、減点は足きりまでどこまでも減点されます。マイナス100点になるかもしれません。
昨日の講習では。「佐藤さんのは長いし・・・、難しいし・・・」などと、誰もまともに読んでくれなかった記事ですが、真面目に読んでもらえる人がいて力づけられます。日本の歴史ともども、これからもよろしく。

投稿者 アウトドア診断士 佐藤 : 2006年05月19日 20:17

こういうテクニックまで、きちんとこなしていないといけないんですね・・。まだ、半分も理解できませんが、勉強になります。大変そうですが、何とか根気良く取り組みたいと思います。とりあえず、週末はカート設置を何とか済ませたいと思います。また、宜しくお願い致します。

投稿者 やなぎや : 2006年05月19日 21:19

やどつま(^ ^)です。

以前、MSのFrontPageを使っていた頃は、
勝手に、まずい記述を書き出しちゃうのか、
ものすごく減点されていました。
(最近のバージョンは、どうなのかちょっとわかりませんが。)
結局、今はテキストエディタで作成しています。

>長いし・・・、難しいし・・・
など、とんでもありません。

Webプログラミング「ど素人」の私にとっては、
佐藤さんの技術情報がすごく勉強になります。

また、お忙しいのに、ブログもメール対応もきちんとこなされていて、
本当に、夫婦ともども、とても感謝しています。
#松本に足を向けて眠れないなぁと思っています。(^ ^;)

加藤先生にしても、ずくだすのブログだけじゃなく、
参加者の皆さんのブログにも、まめにコメントしてて・・・
いったい、いつ対応しているの?と思ってしまうほどで。

我が家のだんな様もそうですが、誰かの役に立っていると思うと、
モチベーションあがりますよね。
事務所のコラムも、もうだめだ・・・思っていると、
知らない人から感謝のメールが届き、またがんばる
といった繰り返しなんですよ。

>日本の歴史ともども、これからもよろしく。
こちらこそ、よろしくお願いします!

投稿者 やどつま : 2006年05月22日 12:47

> #松本に足を向けて眠れないなぁと思っています。(^ ^;)
足を向けて眠るのではなく、お忙しいとは思いますが足を運んでくださいね。
水曜日の担当も解除されるようだし、これからは個人のブログに技術的な記事を書き、ずくだすは気軽な記事を投稿しておこうと思っています。どちらもよろしく。

投稿者 アウトドア診断士 佐藤 : 2006年05月23日 10:11

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