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2006年02月10日
漢方薬のようなコンサルでいたい
こんにちは金曜日担当の宿澤です。
意外と多いコンサル恐怖症
コンサルとして活動しているうちに、いくつか顧問先が出来てきました。大変ありがたい話です。そこで顧問先で時々聞く話があります。コンサル恐怖症です。これは、コンサルがその会社を根底から変えようとして、社員のみなさんが疲れてしまった状況です。そのコンサルは、その会社を根底から変えないといけないと思ったのでしょう。その判断があっているのか、間違っているのかは分かりません。
ただ、急な変化に体がついていかなくなった企業は、その細胞ともいべきヒト(社員)が悲鳴を上げてしまい、社長の判断でコンサルを中断してしまいました。もしかしたらもう少し頑張って、そのコンサルの言うことを聞いていたならば劇的に業績がよくなっていたかもしれません。それは神のみぞ知るです。
コンサルと医学
コンサルと医学は「体を治す」か「企業を治す」かという意味でとても似ていると思います。医学には2種類あります。西洋医学と東洋医学です。西洋医学は薬や手術で体を治します。一方の東洋医学は漢方薬でゆっくり体質改善をしていきます。私はコンサルという仕事も、西洋医学的なものと東洋医学的なものにわけることができると思います。
もちろん、即効性があるのは西洋医学です。瀕死の会社には、緊急手術が必要です。東洋医学的に、「ゆっくり」なんて考えてると、気がつけば手の施しようがなくなってしまい、ご臨終になってしまいます。しかし、まだ体力や気力の残っている会社で、自力で治せるならば、その方が長い目でみて、会社のためになる場合もあります。経営者や社員が自分達で考え決断していった方がモチベーションも高いし、一人一人の力もつきます。ただ、体質改善なので、ゆっくりと時間をかけなければいけませんが・・・。
漢方薬のようなコンサルでいたい
わたしは、東洋医学的なコンサルになりたいと思います。性格的にみてもこちらかなぁ、と思います。西洋医学的なコンサルには、ぐいぐいと引っ張っていけるカリスマ性や、劇的に業績を回復させるような、ドラスティックな革新を提案する必要があります。なろうとしてなれるものではありませんが、そんな自分の姿は、ちょっと想像ができません。
現在の顧問先には、常に、経営者の方や社員の方々が自分で考えれるようなテーマやヒントを織り交ぜた資料を作って持って行くようにしています。東洋医学の漢方薬的な役割を目指すのであれば、経営者の方や社員の方々が自分の意思で会社を良くしていこうと考える気づきの機会を提供するのが仕事だと思います。きっかけがあれば、後は自分達の力で会社を良い方向にもっていけます。その様子をみながら、また、みんなが立ち止まってしまったら次の気づきの機会を提供すればよいと考えています。
このやり方であれば、少なくともコンサル恐怖症にはなりません。「何をかったるい事をいっているのだ」と言われそうですが、現に会社のみんなで考える習慣がついてきた企業もあります。やぱっり、ヒトにはヒトに合った役割があると思います。私は漢方薬のようなコンサルでいたいです。
では、みなさん良い週末をお過ごしください。
投稿者 itleader1 : 2006年02月10日 07:00
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コメント
コンサルと技術者の間
昨日、松本ソフト開発センターで講演させていただきました。センターの皆さん、参加された皆さん、ありがとうございました。
中小企業診断士の視点とシステムエンジニアの経験からの「失敗しないシステム構築法」についてというテーマでした。
本来は依頼者(発注者)の方にシステム構築(計画-開発-運用)の課題を理解していただき、失敗を防止しよう!という目的でしたが、開発者としての経験が優先してしまい、依頼される側の参加者の方には開発側からの依頼者への要求と取られてしまった面があります。身近なテーマだけに、開発者としての実感が出すぎてしまいました。コンサルとして中立・中庸な視点が不足していました。反省!です。
> ヒトにはヒトに合った役割があると思います。私は漢方薬のようなコンサルでいたいです。
宿澤さん、ピッタリだと思います。漢方薬的コンサルとして頑張ってください。
投稿者 アウトドア診断士 佐藤 : 2006年02月10日 10:21
私も専門学校で講師をさせてもらっていますが、時々立場がぼやけてしまう事があります。それは診断士の科目の内の「経営情報システム」でありながら、ついつい情報処理技術者試験のように技術が全面にだしてしまった時です。気づいて修正などをしていますが、不器用な私には結構難しいです…。
投稿者 やど : 2006年02月11日 08:04
漢方薬...、本当にやどさんそのものですね。
漢方薬を服用する患者さんのように、やどさんとお付き合いのある方は、やどさんに大きな安心感を持たれていると思います。
安心感イコール信頼、そしてそれは人柄だけでなく、努力が伴っているからこそなんだと思います。
投稿者 komatsu : 2006年02月12日 09:13
komatsuさん、ありがとうございます。
自分が忙しくなったときに、どのように平常心で、普段と変わらず人とおつきあいができるかが、大切なのかなと最近感じています。
そんな時に、ネットでもリアルでも人とつながっているということは、とても安心ができて、心地よいですね。
投稿者 やど : 2006年02月15日 12:57