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2005年10月24日

諸葛孔明にみるリスクマネジメント

諸葛孔明にみるリスクマネジメント

 三国志はわが国でも人気の歴史小説である。そのなかに弱小国家、劉備元徳率いる 蜀の国家建設を助け、曹操が率いる強国魏への軍事的対抗を示す、蜀の軍師諸葛孔明がいる。

諸葛孔明の特質

 諸葛孔明の本名は諸葛亮という。もともとは学者であり、農業をしながら、学問を 極めたり、各地を旅して知識を養っていた人である。劉備、関羽、張飛の3義兄弟が三顧の礼 で迎えた教養人である。

 三国志を読んでいると諸葛孔明について気がつくことがある。それは、軍事的に 火術(火薬を使った爆破戦略)が得意だったこと、木馬や木牛などの輸送機器の開発を 行うなど創意工夫が得意だったことがあげられる。また、対戦相手の心理的洞察も鋭かった ようだ。反面、内政面特に人事や部下への権限委譲は苦手だったようである。このため、 すべての軍事、内政、外交を担当し、疲労困憊して五丈原で死去した。

リスク管理的才能を示す諸葛孔明

 また、諸葛孔明はリスク管理の才能も持っていたようである。例えば、張飛に 仕事を担当させると、彼の性質(酒が好きで粗暴)を見極めていて、そろそろ失敗しそうだ と思われるころに、精神的に安定した武将でわる趙雲を派遣して、危機に陥った張飛を救出 したりしている。

優れた経営者、管理者の資質と特性

 優れた管理者や成功した経営者をインタビューした記事で良く見かける言葉がある。 それは「自分は凄く臆病なんです」という言葉だ。これは、慎重に時運と自社のおかれた 状況を見極め失敗しないようにことを運び、組織や事業を成功に導いたことを示唆している と思う。

 しかし、慎重すぎるとチャンスを逃す。成功する経営者は身近な事柄を良く観察 していて、その状況の変化を鋭く見抜き、行動に移しているように思う。例えば、それは 三国志の人物で言うと曹操だと思う。普段は屯田兵に農耕を推奨し国力の増大に努めながら、 一旦、チャンスとみると徹底した行動に移す。同様なことが戦国武将の 織田信長や徳川家康にも見受けられる。

チャンスには小さな予兆がある

 チャンスは前髪しかないといわれている。しかし、小さな足音を発しながら 現れることがある。

 著者は成功者ではないが、一応、独立して、会社を経営し6人の人を雇用する立場にある。 独立するチャンスはある仕事の依頼を受けたことがきっかけであるが、そのとき肌で感じた 感覚は忘れることができない。夏の日に、黒潮が津波のように盛り上がる充実感を感じた。 その皮膚感覚を信じて9年間生きてきたし、生き残ってきた。経営者は日常の生活を整え、 自らの感覚を養いリスクを察知して、チャンスを逃さないようにしなければならない。

これには問題意識を常に持つことが重要である

投稿者 itleader1 : 2005年10月24日 08:22

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コメント

創業塾のときに、もしかしたら先生は、ひょっとして三国志に精通しているのではないかと思いましたが、やはり精通していたのですね。
私は最近司馬仲達のことを、ちょっと見直しています。世間は過小評価しすぎではないかと、思うようになりました。
また色々教えてください。

投稿者 無料ソフトレビュー : 2005年10月26日 20:13

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